中途採用による3つのメリットとは?デメリットや成功するためのポイントも紹介!

公開日:2023.04.20

人材を雇用するにあたって、新卒採用中途採用の2つに大きく分類できます。中途採用が企業にとってどのような効果をもたらすのかあまり理解していない担当者も多いはずです。

そこで本記事では、中途採用によるメリットやデメリット成功させるためのポイントなどについて解説します。

 

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中途採用とは?

中途採用とは、これまで就業経験のある人材を採用することです。

年齢や働いてきた年数などは関係なく、一度でも就業経験があれば中途採用として雇用されます。中途採用によって即戦力となる人材を確保できたり、育成コストの削減につながったりするなど、さまざまなメリットがあります。

新卒採用やキャリア採用との違いについて

中途採用と新卒採用・キャリア採用との違いについて気になる担当者も多いはずです。

それぞれの意味は以下の通りです。

新卒採用:就業経験がなく、大学や高校・専門学校などの卒業見込みがある学生を採用すること
キャリア採用:就業経験があり、何かしらの職種や業界経験がある人材を採用すること

中途採用をキャリア採用と勘違いしてしまう担当者もいますが、中途採用は未経験者や第二新卒と呼ばれる人も対象となります。言葉の意味は似ていますが、誤解しないよう注意しましょう。

 

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中途採用による3つのメリット

中途採用によるメリットは以下の3つです。

・即戦力となる人材を確保できる
・育成コストの軽減につながる
・採用活動のスケジュールを調整しやすい

一つずつ解説します。

即戦力となる人材を確保できる

新卒採用であれば就業経験がないため、電話対応や名刺交換などのビジネスマナーを一から教える必要があります。

しかし、中途採用は既に就業経験がある人材を獲得できるため、即戦力として期待ができます。

育成コストの軽減につながる

新卒採用の場合、ほとんどの企業が社会人としてのビジネスマナーを身につけてもらうための研修を開催します。基礎を固めるために、数ヵ月にわたって研修を実施する企業も少なくありません。

しかし、中途採用であれば社会人として既に働いた経験があるため、基礎的な研修を実施する必要がありません。また、同じ職種や業界で既に働いたことがある場合には、業務に関するスキルや知識も備わっているので、育成コストの大幅な軽減につながります。

採用活動のスケジュールを調整しやすい

新卒採用の場合、一括採用を実施している企業がほとんどです。そのため、採用活動の開催時期や入社時期などがすべて決められています。

しかし、中途採用は年間を通じて自分たちが好きなタイミングで募集をかけられるため、採用活動のスケジュールを調整しやすいのもメリットです。スケジュールを調整することで、採用担当者の負担を軽減することも可能です。

 

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中途採用による2つのデメリット

中途採用は、メリットだけでなくデメリットもあります。

主なデメリットは以下の2つです。

・新卒採用と比較するとコストがかかる
・職場に馴染むまで時間がかかる

順番に解説します。

新卒採用と比較するとコストがかかる

株式会社リクルートが公表した「就職白書2020」によると、一人あたりの平均採用コストは新卒採用で93.6万円であることに対して、中途採用は103.3万円であることが判明しました。(「就職白書2020」11ページ目参照。)

中途採用は新卒採用とは違って即戦力となる人材を求めている企業が多いため、スキルやこれまでの実績を重視する傾向にあります。その結果、自社とマッチする人材がなかなか見つからず、採用活動期間が長引いてしまうことでコストがかかるのです。

職場に馴染むまで時間がかかる

中途採用で確保した人材は社会人として働いた経験があるため、業務のやり方や価値観などが既に固定されてしまっている可能性があります。業務のやり方や運営方針などは企業によって大きく異なるので、職場に馴染むまで時間がかかることが予想されます。

 

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中途採用を行うための5つのステップ

中途採用をどのように行えばいいのか理解していない担当者も少なくありません。

中途採用は、以下5つのステップで行います。

1.採用計画を作成する
2.募集条件を設定する
3.実際に選考を行う
4.内定者フォローを行う
5.入社

一ステップずつ解説します。

1.採用計画を作成する

中途採用を行う上で、「どのような人材を採用したいのか」、「どれくらいの期間までに何名採用したいのか」など、まずは採用計画を作成します。

採用計画を基に中途採用を進めていくので、なるべく明確に設定しましょう。過去のデータがあれば、参考にするのもおすすめです。

2.募集条件を設定する

採用計画を作成したら、母集団を形成するために募集条件を設定します。

最低でも以下の内容は記載しましょう。

・業種
・職種
・応募条件
・給与
・勤務地
・就業時間
・休日
・加入保険(厚生年金や健康保険など)

3.実際に選考を行う

実際に選考を行います。

中途採用は新卒採用よりも母数が少ないので、一人でも多くの人材を確保するために、なるべくスピーディーな選考を心がけましょう。

4.内定者フォローを行う

内定を辞退されないようにするためにも、内定者フォローを欠かさず行いましょう。

内定者フォローの一例として、座談会や懇親会・職場見学などが挙げられます。

5.入社

何も問題がなければ、入社となります。

中途採用は入社時期が決められていないので、自社のスケジュールに合わせて調整しましょう。

中途採用を成功させるために意識すべきポイント

中途採用を成功させるためには、以下の3つのポイントを意識しましょう。

・求める人物像を詳細に書く
・さまざまな採用手法を試してみる
・PDCAを回す

順番に解説します。

求める人物像を詳細に書く

求める人物像が曖昧なまま募集をかけてしまうと、自社にマッチした人材がなかなか見つからず、採用活動に時間がかかってしまいます。

そのため、求める人物像はなるべく詳細に記載するようにしましょう。

さまざまな採用手法を試してみる

現在は転職サイトに求人を掲載するだけでなく、企業から求職者にコンタクトを取るダイレクトリクルーティングや、SNSを活用して採用するソーシャルリクルーティングなどの採用手法があります。

そのため、一つの手法にこだわるのではなく、さまざまな採用手法を試してみましょう。

PDCAを回す

中途採用に限らず、採用活動は一回で成功するほど簡単なものではありません。試行錯誤を繰り返すことで自社における問題を改善していき、成功へとつなげます。

そのため、継続的にPDCAを回すことを意識しましょう。

 

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まとめ

本記事では、中途採用によるメリットやデメリット・成功させるためのポイントなどについて解説しました。

中途採用は即戦力となる人材が確保できたり、育成コストの軽減につながったりするなどさまざまなメリットが期待できます。しかし、デメリットもあるため、注意が必要です。

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