イベントマーケティングを始めるなら知っておきたい!そのメリットとデメリットは?

イベントアイデア

2015年12月24日公開記事ですが2019年4月28日に修正しました。

イベントを企画する際、新しい考え方のひとつとして注目を集める「イベントマーケティング」。しかし、優れた手法も使いどころを間違えてしまうと、十分な効果を発揮しません。イベントマーケティングを始める前に必ず知っておきたいことと、イベントマーケティングのメリット・デメリットをご紹介します。

目次

1.イベントマーケティングとは?

2.イベントを企画する前に、まず知っておきたいこと

3.イベントマーケティングが効果的な手段といえる、3つのメリット

3-1. 顧客にリアルな体験を提供できる

3-2. PR効果が高い

3-3. 短時間で多くの顧客にリーチできる

4.必ずしも万能ではない!イベントマーケティング3つのデメリット

4-1. イベントのROIは集客に左右される

4-2. イベントを知ってもらうための告知活動が欠かせない

4-3. イベント実施はコストと手間がかかる

5.イベントマーケティングにおいて重要なデジタルの活用

6.本当に最良の方法か十分に検討を



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1.イベントマーケティングとは?

イベントマーケティングとは、「各会社自らが主催するイベントを活用して、企業のマーケティングまたは営業活動をPRし、オンライン・オフライン問わず、多くの顧客との接点を作り、リアルな体験とともに、会社又は商品をPRするマーケティング活動」のことを指します。

これだけを切り取ると「古典的なマーケティング手法ではないか?」と思われる方もいるとは思いますが、現在のマーケティングにおいては、「イベントマーケティング」に求められる役割にも少しずつ変化が見られます。
従来であれば、近年急速に拡大するデバイスの普及や伝達手段の多様化に対応する形で、自社のSNSやオウンドメディアなどの施策に注力すればよいとされてきました。

しかし、オンラインで全て伝えようとすると、伝達する情報量に限界があり、企業や商品の良さが希薄化する可能性も否めません。
また現代では、1人ひとりがSNSを活用する時代に突入しており、ソーシャルメディアの拡大によって、これまでとは比較できないほど「拡散率」や「レスポンスの速さ」は格段に変化しました。

そこで効果を発揮するのがイベントマーケティングです。

実際の顧客に対して「リアルな体験」を提供することで、漠然としたPRになることを防ぎつつ、画像や音声、動画、SNSなど、あらゆるコンテンツに対して、PR効果の高いマーケティングを期待することができます。

オンライン全盛期だからこそ、オンラインツールの施策に特化するのではなく、同時に「オフラインだからこそ提供できる価値」にフォーカスすることが注目され、イベントマーケティングには、一定の価値があると再評価されるようになりました。






2.始める前に、まず知っておきたいこと

イベントマーケティングは、顧客との接点を作り出し、商品やサービスを直接体験してもらえるという高い効果を生み出せますが、必ずしも万能な手法とはいえません。

苦労してイベントを開催しても、運営に不手際が目立ってしまえばイメージダウンにつながります。また、たとえイベントそのものは成功したとしても、その後のアフターフォローがなければ反響を得られず、マーケティング効果は非常に低いものとなってしまうでしょう。

イベントマーケティングを実践する際は、イベントの企画から運営や事務局対応、イベント後の顧客管理や営業活動へのフィードバックなど、そもそもイベントを開催するうえでの受け皿があるのかを十分に検討する必要があります。






3.イベントマーケティングが効果的な手段といえる、3つのメリット

続いて、イベントマーケティングにおける3つのメリットをみてみましょう。






3-1. 顧客にリアルな体験を提供できる

製品やサービスを顧客が実際に手に取ったり、使ってみたりと体感することができるのが大きなメリットです。
リアルな体験を伴うことによって顧客が受け取る情報は、マス広告やデジタルマーケティングなどを利用した場合よりもはるかに濃いものになります。
特に、体験してみることで違いが明らかになるような付加価値の高い商品では、非常に高い効果を期待することができます。






3-2. PR効果が高い

来場客がその場に足を運ぶイベントは、雑誌やインターネットなどで目にする広告に比べて記憶に残りやすく、情報を拡散しやすい状態となります。イベントを開催する上で、工数や時間、手間はかかりますが、その分大きなPR効果を期待できます。
また、イベント自体がマスメディアに取り上げられれば、来場者以外へのさらなるPR効果が期待できます。






3-3. 短時間で多くの顧客にリーチできる

イベントマーケティングを開催する魅力は、なんといっても見込み度の高いと思われる多くの顧客にアプローチできる点にあります。イベント会場に足を運ぶ人は会社が提供する製品やサービスに興味があると考えられ、その後のコンバージョンが期待できます。
こうした優良な見込み客に、短期間で多くリーチできるのがメリットといえるでしょう。



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4.必ずしも万能ではない!イベントマーケティング3つのデメリット

イベントマーケティングにおけるデメリットも知っておきましょう。






4-1. イベントのROIは集客に左右される

イベントを行ううえで最も大切なROIは、一般的に集客といわれています。大きな反響があった場合はいいのですが、予想に反して来場者数が少なかった場合、費用対効果として考えると赤字になってしまうケースも珍しくありません。

一方で、集客をあげようとして、本来のターゲットとかけ離れた人にアプローチしても、その後のクロージングに結びつく可能性は低く、本来の目的である購買活動に至らないケースもあります。

イベント開催を考えるうえでは、来場見込みのターゲット層がどれだけいるのか、また、その人達が来場したくなるにはどのような仕掛けが必要なのか、シビアな視点で検討する必要があるでしょう。






4-2. イベントを知ってもらうための告知活動が欠かせない

どんなに優れたイベントの内容でも、そのイベントが開催されることを知ってもらえなければ、期待した集客目標は達成できません。顧客を集めるためには、自社のリードへのアプローチに加えて、雑誌や新聞、テレビ、Webといったメディア露出による告知活動が必須となります。

これらメディア露出は、費用が多く発生します。イベント開催前には、自社でできるリードへのアプローチとメディア露出とを、どう組み合わせて告知していくのが最適なのかプランニングしないと、コストが無駄に多くかかってしまう可能性があります。






4-3. イベント実施はコストと手間がかかる

イベントマーケティングを行ううえでのデメリットの一つとして、イベント自体の運営に大きな手間がかかってしまうことがあげられます。内容や規模にもよりますが、イベント会場や備品の手配、来場客への告知、イベントスペースの空間デザイン、運営スタッフのマネジメントなど、基本的な準備項目だけでも多岐に渡ります。

これらを自社の社員だけでまかなうのは、リソースの面でもノウハウの面でも簡単なことではありません。また、調達項目の多さから、イベントマーケティングは、他のマーケティング手法と比べてコストがかかる傾向にあります。






5.イベントマーケティングにおいて重要なデジタルの活用

イベントマーケティングのメリット・デメリット両方の側面からこの手法について解説してきましたが、イベントマーケティングを効果的なツールにするためには、「デジタルの活用」に注力しなければなりません。

現在では、イベントマーケティングを開催する需要が高まりつつあるように、開催する目的にも多様な結果が求められます。会社や商品のPRや、リアルな体験の演出のほかにも、ブランディングや顧客間のコミュニティの創出、話を膨らませればシェアや利益の獲得に至るまで、イベントマーケティングを行う目的も結果も多種多様です。

そんな答えのないイベントを開催する上において、一定の役割を果たすのが「デジタルの活用」になります。

「イベントマーケティングにおけるデジタルの活用」について、内容を細分化して解説していきます。



○位置情報・AR体験

位置情報データを活用するAR(拡張現実)ゲームとして、広く認知されているのが日本でもリリースされた「ポケモンGO」になります。現実とデジタルの世界を繋ぐAR体験には、正確な位置情報データや消費者やユーザーの高いエンゲージメントが必要となります。これらをイベントにとりいれるには、「特別感」や「コミュニティの形成」、「コンテンツ化」など様々な要素が必要となります。



SNS
イベントマーケティングに求められる要素の中に「ライブ感」や「リアル体験」があります。近年SNSのようなプラットフォームが頭角を現したことで、イベントマーケティングにおける重要度も比例する形で増している。しかも若い世代は、SNSやネット、ライブコンテンツなどを上手く使い分けており、文面の面白さや、ハッシュタグとの関連性、顧客をどのように巻き込むかなど、いわゆるユーザーを「能動的」に動かす仕組みづくりがイベントマーケティングをより効果的なツールにする鍵となります。



youtube
現在多くの人の日常生活に組み込まれたyoutubeは、動画を見るツールとしてだけではなく、自らの体験や表現を形にし、ユーザーと共有するプラットフォームになりつつあります。またユーザー側は、自ら能動的に見たいコンテンツを検索するため、目的姿勢の強い視聴が強みになります。またYouTubeのコンテンツ視聴の約6割はモバイルからの視聴とされており、これらのデータをどのように可視化するのか、またコメント欄や広告をどのように投下するのか、ユーチューバーをどのように取り込むのかなどが、イベントマーケティングの成否を分けるポイントになります。








6.本当に最良の方法か十分に検討を

イベントマーケティングは、マス広告やデジタルマーケティングにない、顧客にリアルな体験の場を提供することができるのが強みですが、必ずしも高い効果が保証されているものではありません。
イベントマーケティングを実施する際は、自社の商材の特性やターゲット情報を明確化したうえで、さまざまなマーケティング手法と比較検討し、適材適所使い分けていくプランニングが最大のポイントとなります。



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参考: