会社創立記念や周年記念・設立記念などで使える挨拶スピーチ・挨拶文【文例・テンプレあり】

公開日:2020.04.08  更新日:2025.05.28

創立記念や周年記念・設立記念などをお祝いしてイベントを開催する企業も少なくありません。しかし、どのような挨拶文またはスピーチを行えば良いのかわからない人も多いのではないのでしょうか。

そこで本記事では、実際に開催される創立記念や周年記念・設立記念などで使える挨拶文の書き方や例文などについて解説します。

 

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創立記念や周年記念・設立記念とは

創立記念や周年記念・設立記念のそれぞれの違いは以下の通りです。

  • 創立記念:組織や建物などを創立した特別な日
  • 周年記念:企業が無事に継続できたことを感謝する日
  • 設立記念:会社が法人として法務局に登録された日

それぞれ同じ意味のようにも思えますが、実際には異なります。意味によって使い分けができるように覚えておきましょう。

 

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記念式典の一般的な流れと挨拶の種類・タイミング

会社の創立記念などの記念式典での挨拶には、どんな種類があってどのようなタイミングで行われるのか、気になる方が多いのではないでしょうか。

まずは、一般的な記念式典の流れと挨拶の種類について見ていきましょう。

 

【一般的な記念式典の流れ】

  • 開会の挨拶:式典の開始を宣言し、プログラムの流れを案内する。
  • 主催者の挨拶:これまでの歩みや支援への感謝、今後の展望を述べる。
  • 乾杯の挨拶:乾杯の音頭を取り、場を盛り上げる(祝賀会を兼ねる場合)。
  • 来賓の挨拶:祝辞や激励の言葉をいただく。
  • 祝電の披露:出席できなかった方々から寄せられた祝電を紹介する。
  • 来賓の紹介:出席している来賓を紹介し、感謝を伝える。
  • 中締めの挨拶:祝賀会などの一区切りとして感謝を述べる。
  • 閉会の挨拶:式典全体を締めくくり、感謝の意を伝える。

 

【挨拶の種類】

それぞれの挨拶は、以下のように担当者が割り当てられます。

司会者

  • 開会の挨拶
  • 閉会の挨拶
  • 祝電の披露・来賓の紹介

主催者(会社の社長・代表者)

  • 主催者の挨拶
  • (社内のみの場合)乾杯の挨拶

来賓代表者

  • 乾杯の挨拶(社外来賓がいる場合)
  • 来賓の挨拶(祝辞)

主催者に次ぐ役職者(幹部など)

  • 中締めの挨拶

挨拶の種類や立場によって、スピーチの内容は異なります。以降で、スピーチ作成に役立つ基本構成や例文を分かりやすく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

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創立記念・周年記念・設立記念における挨拶スピーチ例文

創立記念などの記念式典における挨拶スピーチの基本例文を紹介します。式典の趣旨や場面に合わせて、具体的なエピソードや思い出、今後の抱負などを加えるなど、必要に応じてアレンジしてご活用ください。

 

【主催者挨拶スピーチ例文】

皆さま、本日はご多忙のところ、私ども〇〇株式会社の創立〇周年記念式典にご出席賜り、誠にありがとうございます。

弊社は〇〇年の創業以来、〇年にわたり、多くの皆さまから温かいご支援とご厚情をいただきながら歩みを続けてまいりました。

この節目を迎えられたのも、ひとえに皆さまのお力添えの賜物と、心より感謝申し上げます。

これからも創業の精神を忘れず、社員一同力を合わせ、より一層の努力を重ねてまいります。

今後とも変わらぬご支援、ご指導を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

本日はどうぞごゆっくりお過ごしください。

 

【来賓挨拶スピーチ例文】

皆さま、こんにちは。〇〇株式会社、〇〇でございます。

本日は、〇〇株式会社様の創立〇周年、誠におめでとうございます。

このような晴れの日にお招きいただき、心より御礼申し上げます。

〇〇株式会社様は、常に時代の変化に対応し、着実に発展を続けてこられました。

その歩みは、同じ業界にいる私たちにとっても大きな刺激であり、誇りであります。

これからも、さらなるご発展とご繁栄を心よりお祈り申し上げ、簡単ではございますが、お祝いの言葉とさせていただきます。

本日は誠におめでとうございます。

 

【中締め挨拶スピーチ例文】

皆さま、本日はご多忙の中、〇〇株式会社の創立〇周年記念式典にご参加いただき、誠にありがとうございました。

おかげさまで本日の式典も、無事にここまで進めることができました。

これもひとえに、皆さまのお力添えとご支援の賜物と、改めて感謝申し上げます。

まだまだ至らぬ点も多くございますが、今後とも社員一同、力を合わせて邁進してまいりますので、変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

それでは、〇〇株式会社のさらなる発展と、皆さまのご健勝を祈念いたしまして、「一本締め」をお願いしたいと思います。皆様ご起立ください。

(全員の準備を確認して)それでは、お手を拝借──よーおっ!

 

記念式典での挨拶スピーチにおけるマナー

記念式典で行うスピーチでは、簡潔で分かりやすい内容を心がけましょう。話が長くなると聴衆の集中力が途切れてしまいます。そのため、長くても15分以内にまとめるのが理想的です。適度にユーモアを交えながら場を和ませる工夫も効果的ですが、式典の格式を損なわないよう注意が必要です。

さらに、スピーチの中では、特にお世話になっている来賓や関係者への感謝の言葉をきちんと伝えることが重要です。支えてくれた人々への謝意を忘れずに述べることで、式典全体がより温かみのあるものになります。

また、当日のスピーチだけでなく、挨拶状についてもマナーがあります。挨拶状は遅くても、開催される1週間前には手元に届くようにしましょう。会社創立記念・周年記念・設立記念などで送る挨拶文は、あくまでも日頃から携わってくれている人に対して感謝を伝えることが本来の目的です。そのため、会社の商品やサービスをアピールするようなことは控えましょう。

 

創立記念・周年記念・設立記念などにおける挨拶文の構成について

会社創立記念や周年記念・設立記念などの挨拶やスピーチする際に以下のような構成で文書を組み立てるのがおすすめです。

  • 前文
  • 主文
  • 末文
  • 後付け

それぞれ解説します。

 

前文

前文では、一般的に手紙を書くときと同じイメージで、まずは頭語である「拝啓」や「謹啓」から書き始めます。その後、季節に応じて「新春の候」や「初春の候」など、時候の挨拶を書きましょう。

前文の最後には、相手の安否を気遣う言葉として以下のような文を記載します。

・会社の場合:「貴社におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」

・店舗の場合:「貴店におかれましてはますますご繁盛のことと大慶に存じます。」

 

主文

主文では、最初に日頃の感謝の気持ちから述べましょう。

・会社の場合:「平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます」

・施設や病院の場合:「平素は当院(施設)に格別のご理解とご協力を賜り誠に感謝申し上げます」

感謝の気持ちの後に、記念日を迎えたことを記載します。

例文:「おかげさまで弊社は令和◯年◯月◯日をもちまして、創立◯年を迎える運びとなりました。」

その後、これからの抱負や決意を表明し、最後に今後とも変わらずにお付き合いいただくことをお願いするような文章を記載しましょう。

 

末文

末文では、「結びの挨拶」で文章を締めくくると、スッキリとした文章になります。

結びの挨拶では、以下のような文章を例として記載しましょう。

・今後ともご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

・今後も末永くお引きまわしのほど心よりお願い申し上げます。

・今後ともよろしくご用命のほどお願い申し上げます。

 

後付け

最後の後付けには「日付」と「署名」を記載します。署名は会社名と代表者名を記載しますが、宛名によって記載方法が異なります。

・個人宛ての場合:社名・役職名・氏名を記載する

・不特定多数宛ての場合:「関係者各位」「取引先各位」「お客様各位」のいずれかを記載する

くれぐれも書き忘れのないように注意しましょう。

 

創立記念・周年記念・設立記念の挨拶を文書で送る場合の例文

会社創立記念の挨拶文の例文と記念品贈呈の挨拶文をそれぞれ紹介します。

 

【会社創立記念の挨拶文の例文】

拝啓 春分の候、貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

平素は格別のお引き立てにあずかり厚く御礼申し上げます。

さて、弊社は、来る令和元年三月二十一日をもちまして、創立10周年を迎える運びとなりました。

これもひとえに皆様方の厚いご支援と温かい激励の賜でございます。ここに心よりの感謝を申し上げます。

これを機に、いま一度創業の精神に立ちかえり、より一層のサービス向上に努めてまいります。

今後とも倍旧のお引き立てを賜りますようよろしくお願い申し上げます。

略儀ながら、まずは書中をもってご挨拶申し上げます。

敬具

 

令和元年三月吉日
株式会社〇〇〇〇

代表取締役 〇〇〇〇

 

【記念品贈呈の挨拶文の例文】

拝啓 新春の候、貴社におかれましてはますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

さて、弊社は三月二十一日をもちまして、無事に創立10周年を迎えることとなりました。これもひとえに皆様方のご支援とご厚情の賜物と心より深謝いたしております。

これを機に、社員一同気持ちを新たにし、皆様方のご厚情に応えるべく、邁進いたす所存でございます。

今後とも倍旧のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

なお、〇周年の感謝のしるしといたしまして、ささやかながら記念品を同封しましたのでご笑納ください。

略儀ながら書中をもちまして日頃への御礼とご挨拶を申し上げます。

敬具

令和元年三月吉日
株式会社〇〇〇〇

代表取締役 〇〇〇〇

 

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まとめ

本記事では、実際に開催される創立記念や周年記念・設立記念などで使える挨拶文の書き方や例文などについて解説しました。

会社創立記念・周年記念・設立記念などは、日頃からお世話になっている人たちに対して感謝する行事です。そのため、挨拶文を作成するときにも、日頃の感謝の気持ちをしっかりと言葉にして伝えましょう。

弊社、株式会社ニューズベースでは、会社創立記念・周年記念・設立記念などにおける行事の開催準備や当日の運営までをトータルでサポートしています。年間400案件以上の運営実績もあるので、気になる方はお気軽にご相談ください。

 

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