古典的だけど効果的!今こそ社内表彰を見直してみよう

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2016年5月30日公開記事ですが2019年7月9日に修正しました。

社内表彰制度というと、どのようなものをイメージしますか? 「永年勤続表彰」「営業成績優秀賞」「無遅刻無欠勤表彰」など、あなたの働く会社でも導入されているものがあるかもしれません。

こうした制度は、一見、古典的ながらも、社員のモチベーションアップや社内の雰囲気を明るくする効果があります。最近では、独自のユニークな表彰制度を取り入れている企業も少なくないようです。いったいどのようなものがあるのか、さっそく見てみましょう。

目次

1.なぜ社員表彰を取り入れるのか?その効果とは

1-1.社員のモチベーションが高まる

1-2.成果が見えづらい業務を行っている社員を評価することができる

1-3.会社に対する愛着を育てることができる

2.こんな表彰も!社員表彰の種類

2-1.社員にもパートにもチャレンジの機会を!【柿安本店料理コンテスト】

2-2.同僚から評価される制度【スタフェスセクシー賞】

2-3.失敗すると表彰される!?【大失敗賞】

3.社内表彰って、そもそも効果があるの?



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1.なぜ社員表彰を取り入れるのか?その効果とは

社員表彰を取り入れるには様々な理由があります。
本項目では、社員表彰を取り入れることにより得られる効果について解説します。






1-1.社員のモチベーションが高まる

社員表彰を行うことにより、社員のモチベーションを高めることができます。
社員表彰を受けて、全社員の前で努力や成果を褒めたたえられるという経験は、社員にとって特別なものです。

「頑張った分、褒められる」という極めてシンプルな図式です。

しかし、社員も人間である以上、他の人から認められたいという気持ちを少なからずもっています。そうした欲求を刺激することにより、いわゆる「自己肯定感」「自己効力感」を持たせることができます。もっとかみ砕いて言えば、社員の「承認欲求」を満たすことが可能です。

昇給やボーナス額のアップ、営業インセンティブなど、金銭によるリターンを行うことが難しい会社もあるでしょう。社員表彰は、金銭以外の形、つまり「承認」を行うことにより、社員のモチベーションを高めることができます。

また、副賞として「特別な休暇の付与」、「オーダーメイドスーツ」、「腕時計」などを与えることも効果的です。

休暇の付与はともかく、オーダーメイドスーツや腕時計が手に入るということでもモチベーションを高めることはできます。また、これらさまざまな副賞は、後述する「会社への愛着」を持たせることに深く繋がっています。






1-2.成果が見えづらい業務を行っている社員を評価することができる

社員表彰は、どのような業務を行っているのか分かりにくい社員や部署に対し、スポットライトを当てることができます。例えば、営業職であれば、成果や努力が数値化されるので、普段から成功時に脚光を浴びやすいでしょう。

しかし、経理部や総務部などのいわゆる「裏方」の努力や成果というのは、明確に見えづらい部分があります。特に経理部の仕事などは、ミスをしたら負けで、全てを完璧にこなしてプラスマイナスゼロ、という図式の中で仕事をしています。

つまり、ミスが注目されることはあれど、「正確な経理をしている!」などと賞賛される機会はほとんどありません。

こういった裏方の人間や部署に対して、社員表彰で注目を集めさせることが可能です。
経理としてどれだけ会社を支えてきたのか、総務としてどれほどのメリットを会社に生んだのか。このような形で全社員に対して経理や総務をはじめとした裏方の活躍を周知することできます。

また、表彰される社員からしてみれば「目立たない努力を、ちゃんと見てくれている」という風に感じられます。社員表彰において、普段は目立たない人間や部署の影の努力や成果を称えることは非常に効果的です。このように、出している成果が分かりづらい社員や部署に対しても「きちんと評価している」ということを伝えることができます。






1-3.会社に対する愛着を育てることができる

社員表彰を取り入れていると、社員からの会社に対する愛着を育てることができます。
社員表彰において、自身の努力や成果を認められるということは、金銭的報酬とはまた別の喜びがあります。

上記したように、社員表彰を受けさせれば、同僚や上司から承認され、「自己肯定感」、「自己効力感」を持たせることが可能です。

社員は、周囲に認められ、かつ自分で自分を認められる環境に対して好印象を抱きます。
「自分はこの会社にとって欠かせない存在なんだ」という自覚が芽生えます。
その自覚は、やがて「この職場が好きだ」という愛着へと変化していくことでしょう。

会社に対する愛着を持たせることができれば、急な転職による人事上のトラブルが避けられます。また、優秀な人材が外部に流出してしまうリスクを低減させることにも繋がります。

会社と社員の関係性は無機質なものになりがちです。労働力を提供し、見返りとして給与が渡される、というある意味で冷めた関係では、社員は高いパフォーマンスを発揮しません。
金銭的待遇の向上では作り出すことのできない「会社への愛着」を作ることができるのが、社員表彰の大きなメリットの一つです。






2.こんな表彰も!社員表彰の種類

社員表彰と一口に言っても、そのありかたはさまざまです。
「営業成績表彰」、「永続近年表彰」、「改善提案表彰」などを導入している起業は非常に多いです。
しかし、他にもユニークな表彰の形が数多く存在しています。






2-1.社員にもパートにもチャレンジの機会を!【柿安本店料理コンテスト】

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レストランや料理店を経営する「株式会社柿安本店」では、「柿安本店料理コンテスト」を開催しています。

柿安本店料理コンテストは、社員、パートなど雇用形態は一切関係なく、全員が横一線の状態からオリジナル料理の出来栄えを競うものです。
料理の出来栄えのみならず、お客さまを「おもてなし」する接客ができるかどうかも問われます。

総数5,000人に及ぶ全従業員が予選を行い、それを勝ち抜いた従業員がファイナリストとして決勝の舞台に上がります。
決勝では、役員、関係者、食通として知られるブロガーなどを審査員として招きます。
優勝者のオリジナル料理は、柿安本店のメニューとして導入される、という流れです。

このコンテストも、優勝の栄誉と料理の腕前が認められる、一種の社員表彰と言えます。
たとえ一介のアルバイトであったとしても、そこまで昇り詰めることができる可能性があるのはユニークです。

柿安本店料理コンテストは、全社員のモチベーションの向上、新商品の開発を目的としています。
競合他社に打ち勝ち、お客さまに選ばれ続ける存在でありつづけるためには、「社員が自ら考えること」。
また、「全社がチャレンジの精神を持って料理に向き合うこと」が必要であるという考えに基づいて、このようなコンテストが開かれるに至りました。

柿安本店料理コンテストを行うことにより、一般的な社員表彰では得られないシナジーが数多く生まれました。
予選を勝ち抜くためにコンテスト参加者は創意工夫してオリジナル料理を創り出します。

全従業員にチャンスを与えることにより、会社全体のモチベーションは大きく上昇しました。
自分の考えたオリジナル料理がメニューとして採用される可能性があるというところに、意義を見出す参加者は非常に多いです。

また、ファイナリストとなった従業員同士交流を持ち、各部門間での交流、連携も取れるようになりました。
元々はモチベーションの向上や新商品の開発を主眼に置いたコンテストでしたが、図らずもこのような効果が生まれました。

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2-2.同僚から選定される【スタフェスセクシー賞】

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お弁当やケータリングなどの宅配サービスを手がけるスターフェスティバル株式会社で導入されているのは、「スタフェスセクシー賞」という表彰制度です。
これは、月ごとに頑張っているスタッフを表彰するというもの。“頑張っている”の定義はさまざまで、まわりに良い影響を与えた、仕事に対する姿勢が良い、優れた業績をあげたなどがその対象となります。

頑張っている社員を表彰するのは、一見ありふれた表彰制度のように感じるかもしれません。しかし、「スタフェスセクシー賞」がユニークなのは、受賞者の選定方式にあります。

社内表彰というと、経営陣から社員へとトップダウン式のものがほとんど。しかし、同社の表彰は、スタッフそれぞれの投票によって選ばれます。さらに、投票用紙には「なぜこの人を選ぶのか」という理由を記入する欄があり、その内容は投票されたスタッフ全員にフィードバックされます。

そのため、たとえ受賞から漏れてしまったスタッフでも、自分がどのくらいの票をもらったのか、その理由は何であったかが分かるようになっているのだとか。こうした表彰の仕組みであれば、自分のその月の頑張りが投票数という尺度で表されるため、仕事のモチベーションにもつなげやすい仕組みとなっています。






2-3.失敗すると表彰される!?【大失敗賞】

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「失敗は成功のもと」とよく言われるように、失敗するのは必ずしも悪いことではありません。むしろ、失敗を反省し改善点を見つけることで、その後の大きな成功につながることもあります。しかし、現実的には失敗をポジティブなものとして捉えてくれることはあまりなく、叱責されたり、能力がないと見なされてしまったりするケースも少なくありません。

そんな状況を改善したいと、失敗したことを表彰する制度を作ったのが太陽パーツ株式会社です。同社では「挑戦したから、失敗する。挑戦のない会社には、失敗もない」という社長の信念に基づいて、「大失敗賞」という名前の表彰制度を作りました。これは、社員の失敗に対して、年2回社長自らが表彰を行うというもの。受賞者には表彰状だけでなく、金一封も送られます。

同社にとって「大失敗」は、ノウハウを構築し、後の事業に役立てることができる大切なもの。こんな表彰制度があれば、たとえ失敗したとしても「また次、頑張ります!」と明るく言うことができ、何より新しいことにチャレンジする気運も生まれやすくなります。



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3.社内表彰って、そもそも効果があるの?

なかには、社内表彰の効果について疑問を感じている方もいるのではないでしょうか。確かに、表彰という制度自体、少し古典的なイメージあるかもしれません。

 

また、社員の業績に対する評価は人事面や給与、賞与で行われることが多いのに対し、社内表彰は物質的に何かをもらえるものではないことを指摘する人もいます。
しかし、自分のやってきたことが「表彰」という形で注目されるのは、気持ちの面で大きな効果があることも確かです。

 

特に従業員数の多い会社では、多少の労力を費やしてもそれが目に見える形にはなりにくく、モチベーションにつなげるのは簡単ではありません。

そんなとき、「表彰」という形で自分の労をねぎらってもらえれば、自分の仕事を評価してくれているという安心感を持て、上司や会社に対する信頼にもつながります。苦しい時でも「ちゃんと見てくれているのなら、もう少し頑張ってみよう」という気持ちにもなりやすくなります。

「褒められて嫌な人はいない」とはよく言われる言葉ですが、褒めることで社員のモチベーションや信頼感にもつながるのが社内表彰制度のメリット。「今どき古くさい!」なんて思っている方こそ、一度見直してみてはいかがでしょうか。



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参考