研修は【内製化】と【委託】の組み合わせで、効果的な運営へ!メリットを解説

公開日:2021.11.25  更新日:2022.09.30

多くの企業では、自社で働く従業員に対して研修をおこなっています。

研修は、知識や技術のノウハウを学ぶ場として最適であり、スキルアップするために必要不可欠です。

しかし、研修を開催するにあたって、内製化するか外部に委託するか決めかねている人事担当者も多いのではないのでしょうか。

そこで今回は研修の内製化と外部委託のメリット・デメリットや選択する上での判断基準について紹介していきます。

 

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1.研修を「内製化」する場合のメリット

まず始めに研修を「内製化」するメリットとデメリットを続けて解説していきます。

講師として教える従業員のスキルアップ

研修の内製化では、講師も全て自社の従業員がおこないます。

これまでは受講する側だった従業員が講師として教える立場になることで、人に教える難しさや、実務スキル・知識に対しての理解力など、新たな発見に気づくかもしれません。

講師という立場になって伝えることで、従業員のプレゼン力の向上にも繋がるのです。

コストの削減

研修を外部に委託する場合、講義代や移動費、宿泊費などのコストがかかります。

しかし、内製化することによってこれらの費用を支払わなくて済みます。

研修にかかる費用の大幅なコストカットが可能です。

実務に直結しやすい

研修を内製化することで、自社に適した内容の研修を開催することができます。

自社の事例などをふまえた上で研修をおこなうことで、受講者の理解度が増し、実務に直結しやすくなるのです。

研修という機会を最大限に活かすことが可能です。

研修内容の変更を迅速にできる

研修を外部に委託する場合、研修の内容は既に決まっています。

そのため、途中で変更することはできません。

しかし、研修を内製化している場合、新たな研修内容を追加したい場合などの急な変更にも迅速に対応することができます。

 

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2.研修を「内製化」する場合のデメリット

社内への負担が大きい

研修を内製化すると、研修内容の構築や研修資料の作成、研修会場の準備など全て社内でおこなわなければいけません。

また、講師として選ばれた従業員もリハーサルなどが必要になってくるので、社内における負担が多く、通常業務にまで支障をきたす場合もあります。

講師によって差がある

普段の業務はできていても、人前で話すのが苦手な人や人に上手く伝えられないという人もたくさんいます。

講師として選ばれた従業員は教えるプロではないので、どうしても研修によってクオリティに差が出てくるのです。

 

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3.研修を「外部委託」する場合のメリット

次に、研修を「外部委託」するメリット・デメリットを紹介します。

労力の削減

外部に委託することで、講師の育成をすることなく、研修内容や研修資料などの作成も全て任せることができます。

そのため、自社でおこなう作業が大幅に軽減して、その分の時間を他の業務に費やすことが可能です。

プロの講師による研修が受けられる

外部に委託すると研修のノウハウを持ったプロの講師から学ぶことができます。

そのため、従業員は充実した研修が受講できます。

また、外部からのスキルやノウハウを提供されるので、新しい刺激となり従業員のモチベーションにも繋がるのです。

 

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4.研修を「外部委託」する場合のデメリット

費用がかかる

外部委託は当然ですが、費用がかかります。

費用に関しては、受講者の人数や研修内容、研修会社によって異なります。

外部委託を検討しているのであれば、あらかじめ予算を確保しておきましょう。

内容が合わない可能性がある

外部に委託する場合、事前にどういった研修カリキュラムで進めていくのかなどを話し合います。

しかし、講師は自社が研修で求めている内容を全て理解していないことがあります。

その結果、研修内容にズレが生じてしまい、研修自体が意味をなさないものとなってしまうケースもあるのです。

外部に委託する時には、必ず綿密な打ち合わせをおこないましょう。

 

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5.研修の内製化や委託検討の判断基準とは

研修の内製化と外部委託のメリット・デメリットを紹介しました。

「内製化」は講師をする従業員のスキルアップや実務に直結しやすい自社に最適な研修カリキュラムを実施できるメリットがあります。しかし、研修する上での準備などがあるので、社内の負担が非常に大きいです。

一方で、「外部委託」社内コストの削減、そしてプロの講師によるノウハウを提供してもらえますが、費用がかかり、内容が合わない可能性もあります。

そのため、どちらが良いとは一概には言えません。

それぞれの特徴を比較した結果、研修を開催する上で一番ベストな方法があります。

それは、「内製化と外部委託を組み合わせる」ことです。

企業理念や業務に直結した研修カリキュラム内容の作成などは社内で内製化し、その他の研修準備やオペレーション周りなどのノンコア業務を外部に委託します。

それぞれのメリットを組み合わせることによって、効果的な研修を開催することが可能となるのです。

 

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6.研修の「内製化」「外部委託」それぞれに必要な準備

内製化と外部委託でそれぞれに必要な準備を紹介します。

内製化の場合

まず始めに内製化に必要な準備から解説します。

目標とスケジュールの設定

いつまでに内製化をおこなうのか、目標を設定の上、スケジュールを検討しましょう。

あまりにも厳しいスケジュールで設定してしまうと担当者へ負担がかかってしまい、研修内容のクオリティが下がってしまうことがあるので、現実的な目標に設定することが重要です。

また、内製化までをフェーズごとに細かく分割しておくと、内製化までの目標が明確化されてモチベーションに繋がります。

講師役の選出と育成

次に講師役の選出と育成をおこないます。

講師役の選出方法は企業によって異なりますが、任命制の場合には研修のゴールとしてなってほしい人物像、ロールモデルとなる社員を起用するなど、研修目的に適した講師役の人材の特徴も見極めて選出しましょう。

選出が終わったら、講師役のトークスキルや研修で話すノウハウの提供など、育成にも時間をかけましょう。

研修内容や研修資料の作成

研修内容や研修資料の作成をおこないましょう。

現状足りていないスキルやノウハウを補うのが研修の主な目的です。

そのため、まずは自社で不足しているスキルやノウハウなどを実際に現場調査した上で、研修内容と研修資料を担当者で作成しましょう。

 

 

外部委託の場合

次に、外部に委託するときに必要な準備を解説します。

ノンコア業務の洗い出し

外部に委託するノンコア業務を洗い出しましょう。

研修でのノンコア業務は、会場の手配や会場準備、運営オペレーション周りや事後アンケート集計など様々です。

それぞれの業務を洗い出して、委託する業務を選択しましょう。

研修会社の選定

どの研修会社に委託するか選定しましょう。

選ぶときのポイントとしては、「これまでの実績」や「カスタマイズ対応の可否」、「コミュニケーションが円滑か」などがあります。

弊社、株式会社ニューズベースでは、委託企業を検討する際の情報整理ができる「アウトソーシング依頼備シートをご用意しておりますので、お気軽にダウンロードください。

 

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7.まとめ

今回は研修の内製化と外部委託のメリット・デメリットや、選択する上での判断基準について紹介しました。

どちらにも特徴があるので、内製化と外部委託の2つを組み合わせることによって、より効果的な研修を開催することができます。

研修運営の外部委託をご検討の際は弊社、株式会社ニューズベースにお任せください。

株式会社ニューズベースでは、研修運営アウトソーシングサービスを提供しております。

年間400件以上の各種アウトソーシング運用実績から運営オペレーション体制にも強みを持っており、初めての方でも安心して依頼することができます。

また、採用代行(RPO)サービスなども提供しているので、リソース不足により採用業務にお困りの場合の人事ご担当者様も気軽にご相談ください。

内製化と外部委託を有効に利用して効果的な研修を検討してみてはいかがでしょうか。

 

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参考資料:
Sofia|研修の内製化をするメリット・準備とは?内製化に適した研修も紹介
Schoo|社内研修内製化を進める際のポイントと手順について解説
LEARNING AGENCY|研修内製化・外注化を判断する際のポイント
共育塾|新入社員研修を「外注する」「内製化する」メリット・デメリット

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