会社創立記念に送る挨拶文の書き方徹底解説!【テンプレあり】

「会社創立記念の挨拶文作成をどのようにすればいいかわからない」
「創立記念の挨拶文を手紙にして提出する際のマナーがわかない」
上記のように、会社創立記念の挨拶文作成で迷ってしまうケースは多いです。
この記事では、会社創立記念で送る挨拶文の記載方法をお伝えするとともに、挨拶状の提出時の注意点、さらに挨拶文の例文も合わせてご紹介します。
1.会社の創立記念の挨拶状について
「会社の創立記念」とは、「会社の元となる業務が始まった日」のことです。
会社創業記念より何周年もビジネスを運営していると、取引先や仕事関係者と継続した関係が構築されていくでしょう。
会社創業記念からお世話になっている方々に、感謝の意を伝えるのが「会社創立記念の挨拶文」を記した手紙である挨拶状です。
2.会社創立記念の挨拶文を手紙で送る際のマナー
会社創立記念の挨拶状を送る際に気を付けるべきマナーが以下2つあります。
順番に紹介していきましょう。
①自社商品のPRを記載しない
会社創立記念の挨拶状を作成する際に注意しなければいけないのが、「自社商品」を積極的に紹介してしまうことです。
基本的に自社のPRはしない方が良いでしょう。挨拶文の内容は相手への敬意を払い、礼儀正しい文章を心がける必要があります。自慢話や会社の宣伝は控えましょう。
特例として、会社創立記念セールなど相手にメリットがある内容であれば寛容されるケースもあるようなので、相手を考慮して記載内容を検討して下さい。
②会社創立記念の挨拶状を送付する時期に配慮する
挨拶状送付の時期は、創立記念日の7~10日前までにしましょう。
理由は、挨拶状が手元に届くのは、会社創立記念日前に原則しなければいけません。なので、時期を逃してしまわないように事前に準備をして挨拶文を準備しておく必要があるでしょう。
また、会社創立記念日に祝賀会を実施する場合、10日よりもさらに前の1ヵ月を目安に送付するのが良いですね。
相手の出席の可否など事前準備にも配慮するのが挨拶文送付のマナーになります。相手への感謝を優先に考え挨拶状作成に望みましょう。
3.会社創立記念の挨拶文の書き方
会社創立記念の挨拶文の書き方は「前文・主文・末文・後付け」の4構成を軸に書いていきます。順番に説明していきましょう。
【前文】
前文では、「頭語」、「時候の挨拶」、「相手への安否を気遣う挨拶」を順に記載していきましょう。
頭語では、拝啓など文頭におき挨拶をします。次に「時候の挨拶」には、日本特有の季節にあわせた「二十四節気」や「旧暦」を確認の上、適切な名称を配置し、時候の挨拶をまとめましょう。
最後に「相手への安否を気遣う挨拶」で相手への気遣いを伝え主文へと意向します。
【主文】
主文は本題の文章になります。
会社創立記念日を迎えることができた感謝の気持ちを伝えるとともに、今後の抱負や決意を伝え、変わらずお付き合いをしたい旨を記載していきましょう。
記念品の贈呈がある場合は、主文の最後に伝えるようにします。
【末文】
末文は「結びの挨拶」で締めくくるようしましょう。
締めくくり方は、「略儀ながら書面にてご挨拶申し上げます」というような、直接ご挨拶できなかった旨を詫びるように締めます。そして、「敬具・敬白」の結語を用いて末文の構成としていきます。
【後付け】
最後の後付けでは「日付」、「署名」、「宛名」、「社名・役職名」、「氏名」などを記載します。追記で宛名を記載する際は、個人に宛てる場合「社名・役職名・氏名」を記載し、不特定多数へ送る場合「お客様各位」など全体を総評して記載するようにしましょう。
4.会社創立記念の挨拶文の例文
「前文・主文・末文・後付け」を用いて文章を記載していきましょう。
下記に文例を記載します。
【会社創立記念の挨拶文の例文】
拝啓 春分の候、貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てにあずかり厚く御礼申し上げます。
さて、弊社は、来る令和元年三月二十一日をもちまして、創立10周年を迎える運びとなりました。
これもひとえに皆様方の厚いご支援と温かい激励の賜でございます。ここに心よりの感謝を申し上げます。
これを機に、いま一度創業の精神に立ちかえり、より一層のサービス向上に努めてまいります。
今後とも倍旧のお引き立てを賜りますようよろしくお願い申し上げます。
略儀ながら、まずは書中をもってご挨拶申し上げます。
敬具
令和元年三月吉日
株式会社〇〇〇〇
代表取締役 〇〇〇〇
5.まとめ
会社設立記念を伝える挨拶状ですが、本文では「感謝の意」を伝えることを念頭に置いて執筆をしましょう。
また、挨拶文作成時に「前文・主文・末文・後付け」の4構成を再度確認するとともに、提出時や本文のマナーを厳守するのが良いですね。さらに自社PRは基本的には入れず、提出先の相手を配慮した文章作成を心がけましょう。
自分の想いを挨拶文で伝えることで、相手との継続した関係性構築につながります。会社設立記念の挨拶文を作成し、更なるビジネス発展につなげていきましょう。