おすすめのRPAツールは?RPA導入メリットや選び方を徹底解説
ここ最近、業務効率化でRPAツールを導入する企業が増えているため、RPAという言葉を耳にする機会も多くなってきたのではないでしょうか?自社の状況に適切なRPAツールを活用できれば、業務効率化や生産性向上、コスト削減などさまざまなメリットが得られます。
「RPAはどのツールを選べばいい?」「そもそもRPAってどんなもの?」
これらの疑問をお持ちの担当者の方に向けて、本記事ではRPAの特徴や導入メリット、選定方法やおすすめのツールなどをご紹介します。これからRPAを導入しようと検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
RPAとは?
RPAとは、業務自動化ロボットのことで「Robotic Process Automation」の略です。
専門知識がなくても操作できるものも多く、導入する企業も増えてきています。
RPAの特徴は主に以下の4点です。
- AIやマクロとの違い
- RPAに適した業務
- RPAの仕組み
- RPA利用にかかるコスト
それぞれ具体的に解説します。
AIやマクロとの違い
RPAはAIやマクロと同じく「自動化」に活用できるという点では共通点がありますが、特徴が異なります。
AIはディープラーニングによって判断能力をつけていきますが、RPAは自らで判断をすることはありません。あくまで事前の設定にのみ従い、特定の作業のみを自動化するシステムです。
エクセルのマクロも、事前設定にもとづいて自動的に動作するものですが、RPAとはいくつか違いがあります。最も大きな違いは、アプリケーションを横断して活用できる点がRPAの強みだということです。
マクロは操作できるアプリケーションが限定されていますが、RPAはさまざまなアプリケーションに対応することができます。
RPAとAIやマクロは似ていますが、異なるものなので区別できるようにしておきましょう。
RPAに適した業務
RPAが対応可能な業務は、規則的なものに限られます。例えば以下のような業務で活用されます。
- 売上データを報告資料に自動入力
- マーケティングデータをエクセルに自動整理
- 在庫不足商品を自動発注
- 勤怠データの自動集計
RPAが得意とするのは「定期的に発生する大量の単純作業の自動化」です。
もし、上記のような業務に膨大な時間を要しているのであればRPAの導入をおすすめします。
RPAの仕組み
先述したように、RPAは事前に登録された作業を自動化するシステムなので、「作業の対象」と「それに対してどのような処理をするのか」といった具体的な指示が必要です。
例えば、以下のような指示です。
指示を登録する際の操作方法はRPAツールによってさまざまです。ツールによってはプログラミング言語を扱わずに直感的に操作内容を指示できるものも増えてきています。
ツールの操作に慣れない社員が多いのであれば、だれでも簡単に操作できるツールを選択しましょう。
RPA利用にかかるコスト
利用にかかるコストもツールによって大きく異なりますが、月額数万円〜で利用できるものもあります。
初めてRPAを導入される方は、試験的に安価なツールを使用してみるのがいいかもしれません。
もし、最初から本格的なツールの使用を希望される場合、費用対効果を慎重に検討する必要があるので、導入する際、専門家に相談してみるのもおすすめです。
RPAの導入メリット3選
RPAの導入メリットは以下の3点です。
- 人件費の削減
- 品質の向上
- 生産性の向上
それぞれ詳しく解説します。
人件費の削減
RPAの導入によってこれまで行っていた手作業を自動化できるので、作業のための残業や必要な人手が減り、人件費の削減に繋がります。複数人で何日間も行っていた作業が、RPAの導入によってほんの数時間で完了できるようになったという例も少なくありません。
もし、単純作業に多くの人件費を要しているのであれば、RPAの導入によって人件費を大幅に削減できる可能性は高いです。
品質の向上
RPAは作業スピードのみでなく正確性も高いので、品質向上にも期待できます。
手作業ではどうしても一定の確率でミスが発生してしまいますが、RPAを導入すればその心配も不要です。品質の向上によってクライアントや顧客の信頼も高められるでしょう。
生産性の向上
RPAによって、これまで多くの時間を要していた単純作業の負担が軽くなるので、コア業務にかけられる時間が増えるという効果があります。
人間ならではのクリエイティブな業務に集中することができれば、新たな利益の創出につながる可能性も高まります。
RPAツールの選び方
RPAツールの選び方について以下の4点を紹介します。
- 必要な機能を検討する
- 利用中のシステムを洗い出す
- 費用対効果を確認する
- サポートの充実度を確認する
それぞれ詳しく解説します。
必要な機能を検討する
RPAを選ぶ際、自社に必要な機能が何かを検討する必要があります。
ツールによっては特定の業務に特化したものもあるので、目的によって適切なツールが異なります。もし外部に委託するとしても、RPAを自社でどう活かすかを決められていなければ、導入するまで時間がかかります。
ツールの選択から専門家に相談したい場合は、RPAを検討から導入までトータルサポートしてくれる業者に委託するのがおすすめです。
利用中のシステムを洗い出す
RPAツールを選択する前に、自社で利用中のシステムを洗い出しておきましょう。
ツールを導入したものの、現在利用しているシステムと連携がうまくできなければ導入するのに手間がかかってしまいます。RPAツールと連携できるか分からないものでも、利用中のシステムは洗い出してメモしておきましょう。
費用対効果を確認する
RPAを選択する際、必要なコストと導入効果のバランスを意識しましょう。
コストが安ければ期待以下の効果となることもありますし、効果重視だとコストの負担が大きくなってしまうことが多々あります。RPAの導入にかけられる予算と求める効果を具体的にし、それぞれのバランスを考慮しながら検討しましょう。
初期費用が安くても、ランニングコストが高く、継続的に利用すると高価になる場合もあるので、コストに関しては初期費用とランニングコストをチェックしておく必要があります。
サポートの充実度を確認する
サポートの充実度はツールによって異なります。もし社内リソースだけでRPAの導入を進めることが厳しい場合は、サポートが充実したツールを選んだ方がいいでしょう。
セミナーや研修サポートのあるツールもありますので、必要なサポートを提供してもらえるツールを選択するのがおすすめです。
RPAおすすめツール5選
おすすめのRPAツールは以下の5つです。
- batton
- AUTORO
- WinActor(R)
- アシロボ
- RoboTANGO
それぞれ具体的に説明します。
batton
battonは、直感的に操作しやすく、IT初心者向けのRPAツールです。スマホのような操作性で、マニュアルがなくても操作できます。
低コストにも関わらず、事務業務に幅広く対応しており、1ライセンスの購入で複数端末を扱えるので社員の多くが抱える簡単な事務作業を自動化したい企業におすすめです。
AUTORO
AUTOROは、クラウド型のRPAツールなので専用ソフトをインストールする必要がなく、手軽に始められます。ノーコードで直感的に操作しやすく、利用者が多数でも問題なく導入可能です。
ただし、複雑な作業には向いておらず、簡単な操作を自動化するのに役立つツールです。
WinActor(R)
WinActor(R)は画像認識機能もついており、画像の一致率をもとに作業できる点が特徴的です。操作性に優れており、導入の際に無料導入コンサルティングサポートが付いているのも魅力的。
導入サポートがついており、画像認識機能も活用したい企業におすすめのツールです。
アシロボ
アシロボは、直感的にロボットを作成できるツールで、官公庁や大手企業なども導入する実績豊富なRPAです。月額5万円で、研修やサポートは無料で対応してもらえるので、初めて導入する方にも安心して使えるツールです。
官公庁にも導入実績があるので、セキュリティ面も安心して利用できるでしょう。
RoboTANGO
RoboTANGOは、単月契約・ライセンスの増減が可能なので必要な分だけ利用でき、無駄を省ける点が魅力です。初心者にも使いやすく、導入支援サポートサービスプランも選択できます。
PC画面を録画するだけでロボットが完成し、導入した日から運用することも可能。使いやすさやサポートの充実度を重視する企業には使いやすいサービスです。
まとめ
RPAは、単純作業を自動化できるツールであり、うまく活用することで人件費の削減や生産性の向上が期待できるでしょう。
また、さまざまなツールがあるので、自社に必要な機能や費用対効果、サポートの充実度をチェックしておく必要があります。
操作性やサポートの充実度の高いおすすめのツールをご紹介しましたが、どのツールを導入するか迷われる方もいるかもしれません。
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