管理職がぶつかる4つの壁とセミナー参加が効果的な理由

公開日:2019.11.11

 

「責任が重くなる」、「ストレスが増える」、「業務量が増える」、「考えるべき内容が多くなる」など、管理職には悩みはつきものです。
これらの悩みを一人で抱えるのではなく、自身の成長のためにも管理職向けのセミナーに参加して、正しい知識を学ぶことが重要になります。

今回の記事では、管理職が難しい理由と管理職向けセミナーでどのように解決できるかを紹介します。

 

1.管理職がぶつかる4つの壁

はじめに、管理職がぶつかる壁を4つに分類して紹介します。

 

部下に対しての悩み

管理職になってぶつかる悩みの一つに、「部下に対するマネジメント」についての悩みが多く挙がります。
部下や後輩に対して「強く発言できない」、「育成がうまくいかない」、「仕事を任せることができない」など、個人単位でのマネジメントがうまくいかず、結果的に一人で業務をこなしてしまうことも。
指導や育成などに対する悩みが解消できないまま、日々これらの悩みに頭を抱え、ストレスを溜めてしまう管理職が多いのが現実です。

 

担当チームの課題設定についての悩み

管理職になると、担当するチームに対して課題設定や目標(ゴール)、ビジョンといった道標を明確に打ち出す必要があります。
しかし、これまで培ってきた業務を遂行する能力と、管理職で求められる能力は異なるため、いざ管理職になっても自分なりのビジョンや目標がなかったり、チーム全体を納得させる方針が打ち出せなかったりすると、管理職になって直面する課題になり得ます。

 

関係者に対しての悩み

若手社員や管理職でないときは、自身の実務に焦点を当てて、業務に没頭することができたかもしれません。しかし、管理職になると直属の上司との関係がうまくいかないことや、他部署との調整・連携が難しく、思うように業務を遂行できなくなってしまいます。

 

自分自身についての悩み

管理職の悩みは自分自身に及ぶ場合もあります。若手であれば自分の成果や成長によって評価されましたが、経験をある程度積んで管理職に昇格すると、自身の業務を遂行する能力だけでなく、役職に対する役割期待度や、人間関係、マネジメントスキルなどが評価される対象になります。また、マネジメント業務だけに取り組むわけにもいかず、実務とのバランスが取れなかったり、上司と部下の板挟みにあったりと、求められるレベルは必然と高くなります。

 

 

2.管理職の仕事内容

管理職が日々個人やチームに対して行う業務内容は以下の通りです。

 

2-1.部下の動機付け

管理職は仕事に対する部下のやる気やモチベーションを最大限引き出すために、たえず部下の意欲が引き出せる環境を用意することも重要な役目になります。
部下が孤立したり、自分の役割を間違えたりしてしまっては、部下のやる気を引き出すどころか、「仕事がおもしろい」と思わせることもできず、組織やチームへのエンゲージメントを醸成することもできません。

管理職は部下がチーム内で同調整や有能性を示し、適切なパフォーマンスを発揮させられるように、前向きに仕事に取り組める動機付けを行いましょう。

 

2-2.目標を設定

管理職は、部下へ仕事を割り振る際に、「部下をどの方向に伸ばすか」を見極めて、育成目標を設定する必要があります。
漠然とした仕事や、結果や目標にフォーカスするだけでは、優秀な人材を育成することはできません。
多様なキャリア観を持つ部下との対話を通して、部下の適性をしっかり見極めて、どの方向に努力すべきかを導いてあげることで、部下は実力を発揮することができます。管理職として部下をマネジメントする上で、部下の目標設定がより具体的であるほど、部下のどの部分をマネジメントすべきかを明確にすることができるため、しっかりとした目的を含め検討することが重要です。

 

2-3.適切な指導を行う

部下やチームの仕事内容や進捗状況を把握して、適切なタイミングで指導を行うことも管理職の重要な仕事になります。
この仕事を遂行するには、随時部下の動向に気を配る必要があります。そして、部下から発せられるシグナルや異変を察知したら、適宜適切な指導を行うことで、適切な軌道修正や職場機能が停滞することなく、業務を遂行することができます。

そして、ただ指導するだけでなく、常に自身の行動を内省させ、部下自身から成長するように一貫性のある指導を行い、精神面においても積極的にサポートすることも管理職の仕事の一つになります。

 

2-4.定期的に評価・フィードバックを行う

管理職は部下やチームと定期的に仕事内容や、目標の進捗状況、業績(成績)を振り返り、適正な評価やフィードバックを行うことも重要な仕事になります。
部下を評価することは、昇給や賞与、昇格のためだけではありません。
管理職が部下と意思疎通することで、部下の成長にも結びつけることができます。管理職からの評価やフィードバックが定期的かつ的確であるほど、部下の成長スピードは高まるため、人材育成の観点から見ても部下をしっかり評価することは、管理職の仕事の中で重要な業務に位置付けることができます。

 

 

3.管理職向けマネジメントセミナー

管理職向けマネジメントセミナーの紹介をはじめ、具体的なセミナー内容について見ていきましょう。

 

3-1.管理職向けマネジメントセミナーとは

管理職向けのマネジメントセミナーとは、管理職(部長・課長・主任・リーダーなど)の業務に携わる担当者に対して、職責に期待される役割の認識や、コーチング、チームビルディング、問題解決力、コミュニケーションスキルなどを職責に応じて行う施策になります。

ただし、一概に管理職と言っても、役職や職能によって求められるマネジメントスキルも異なるため、役職(立場)や職能ごとにマネジメント研修が定期的に行われることが理想的な体系となります。

 

3-2.マネジメント研修で扱うスキル

マネジメント研修で扱うスキルは以下の通りになります。

 

・職責に応じた役割認識

・コミュニケーションスキル

・ファシリテーション(Facilitation:円滑に進める/促進させる)スキル

・チームビルディングスキル

・メンバーシップスキル

・コーチングスキル

・部下指導・部下育成スキル

 

職責によって、マネジメントの原則から具体的なスキルアップについて個人演習やグループディスカッション、ロールプレイ、教育などを交えて行われるため、自身のレベルに合わせてマネジメントセミナーを選択することができます。

 

3-3.マネジメント研修で行われる教育内容

マネジメントセミナーで行われる教育内容を一部抜粋して紹介します。

 

管理能力開発

管理職として役割を果たす上で必要となる能力(コミュニケーション、人材育成、目標設定、動機付けなど)を習得するセミナーです。具体的には、管理職の役割やマネジメント、部下育成、コミュニケーション能力に関わる講義や、ケーススタディやグループディスカッションを用いて、能力に対する理解の醸成や、管理職の自己分析、自身の強み・弱みなどを開発していきます。

 

部下育成・指導のための教育

部下とのコミュニケーションや信頼関係を構築し、部下の成長、育成につなげていく教育です。具体的には、指導の基本スキルの理解や、状況に応じた指導法の確立などの引き出しを増やすことがメインになります。ただ講義を受けるだけでなく、自己分析やロールプレイングなどを用いて教育を行うため、部下育成及び指導の習慣化、定着化を図ることかできます。

 

 

4.女性管理職向けセミナー

 

4-1.男女の違いを理解する

女性管理職が抱える悩みには、周りにいる男性の上司や部下について、「なぜそんな反応をするか理解できない」、「こちらの意図とは違う行動をとられてしまう」など、男性と女性社員での違いを嘆く声が多く挙がります。

ここでは特に多く挙がる声を抜粋して紹介しますので、参考にしてみてください。

 

成果を気にする/調和を気にする

女性は古来より、他の女性とともに協調・協働して集落での生活を送ってきた経験から、周りとの関係を壊したりせず、調和することを望みます。一方男性は、成果を出すことを追求し、その中で自分の存在意義を見出すため、女性管理職の考え方や立場の在り方は難しいと言えます。しかしこの場面では、リーダーとしてすべきことを優先して、マネジメントを行いましょう。

 

縦の関係を重視/横の関係を重視

男性は縦の関係(上下関係)を重視し、女性は横の関係(仲間や同期、チームメイト)を重視します。そのため仕事を割り振る際に注意すべきポイントは、男性は責任の所在や任せる仕事の範囲を明確化することを意識し、女性に対しては、相手の意見をベースとして聞き出したり、意見を求めたり、共感することを意識して指示を出すようにしましょう。

 

できないと言えない/できないと言える

男性は仮にできない仕事でも「できる」「大丈夫」と言うのに対し、女性はできる仕事でも「できない」「むずかしい」と言う傾向があります。そのためこういった背景を踏まえた上で仕事を任せる必要があります。

 

4-2.任せることが苦手な人ほど、思い切って任せてみる

女性管理職に昇進した方の多くは、「自分に管理職が務まるだろうか?」、「結婚や子育てと仕事が両立できるのか?」など、不安な要素を抱えている女性も少なくありません。

特に一般社員から管理職になった時に起こりがちなのが、「仕事を任せずに自分でやってしまう」や、「仕事を手放せず、本来の管理職の仕事に集中できない」といった悪循環に陥ることです。

そこで思いきって、メンバーに仕事を任せてみましょう。はじめからできる人は少ないですが、それをフォローするのが管理職の役目なのです。必ず失敗するくらいの気持ちを持って任せ、部下の成長や自信の成長につなげましょう。

 

4-3.お手本とされる女性管理職が少ない

女性活躍推進法がされて以降、企業の管理職の女性比率を増やそうという動きが活発化していますが、目標数値である「2020年に30%」という数値には程遠く、組織内だけでは女性管理職に付く人数は限定的と言えます。

このカテゴリーのセミナーでは、女性管理職として、同じ課題や悩みを抱える女性社員同士が、社外にも横のつながりを持ってもらうことが大切と定義してセミナーを開催しています。セミナー内では「女性ならでは」といった内容にフォーカスして、リーダーシップや部下指導、問題解決、タイムマネジメントなどの知識やスキルに関する項目を揃えています。

 

 

5.まとめ

管理職に昇格すると、求められる職務やハードルが高まるため、ぶつかる壁や成果の出し方もそれだけ難しくなります。また必要になるスキルが多岐にわたるため、一人で抱えるのではなく、積極的にマネジメントセミナーなどのツールを使うことをおすすめします。

 

社員の充実度を高めるためには、社内イベントといったツールも効果的なためぜひ活用してみましょう。
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