業務改善アイデアが出ない理由とは?対処法についても解説!

業務改善を実施することで、生産性の向上やコスト削減につながるなど、さまざまなメリットに期待ができます。
しかし、肝心の業務改善アイデアが出なくて困っているという企業の担当者も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、業務改善アイデアが出ない理由や対処法について解説します。
目次
業務改善アイデアが出ない理由
業務改善アイデアが出ない理由はさまざまですが、多くが以下のいずれかに分類されます。
- 業務改善の目的が明確でない
- 業務や課題を把握できていない
- 日々の業務に忙殺されている
- 組織風土やコミュニケーションに壁がある
- 予算を確保できない
- 大きな変革を求めすぎている
順番に解説します。
業務改善の目的が明確でない
業務改善を実施するにあたって目的が曖昧なままだと、何をどのように改善すべきか判断するのが困難となります。
その結果、具体的な業務改善アイデアを出すのが難しくなるでしょう。
業務や課題を把握できていない
「日々どのような業務を遂行しているのか」「業務のどの部分に対して課題があるのか」など、業務の全体像や現状の課題が整理されていないと、改善すべきポイントが見えてきません。
業務フローや業務内容を可視化し、どこに無駄な業務や非効率な業務があるのかを把握できていないと、具体的な業務改善アイデアが出しにくい状況となります。
日々の業務に忙殺されている
日々の業務に忙殺されてしまい、そもそも業務改善アイデアを考える時間がないという従業員も多いのではないでしょうか。
斬新なアイデアを発想させるためには、ある程度のゆとりある時間を確保する必要があります。
組織風土やコミュニケーションに壁がある
組織がトップダウン型となっていたり、アイデアを出す機会を設けていたとしても常に否定的な雰囲気になっていたりすると、従業員は積極的に業務改善アイデアを出しづらくなります。
一つでも多くの業務改善アイデアを出してもらいたいのであれば、組織風土やコミュニケーション環境を根本的に変える必要があります。
予算を確保できない
たとえ斬新な業務改善アイデアを出したとしても、それが実行されなければ意味がありません。
しかし、実行するためにはある程度のコストがかかってきます。
そのため、予算が確保できないと「業務改善アイデアを出してもどうせ実現できない」と諦めムードが広がり、アイデア自体が出にくくなってしまうのです。
大きな変革を求めすぎている
「業務改善を実行することで大幅に業務時間が短縮される」「業務改善によって業務負担が半分以下に軽減される」。
このように考えている上層部も少なくありません。
大きな変革を求めすぎるあまり、地道な改善や小さなアイデアが軽視されると、現場からの提案が減少する要因となります。
業務改善アイデアが出ない場合の対処法
業務改善アイデアが出ない場合には、以下の対処法を実践してみましょう。
- 業務改善の目的を明確にする
- 現状の業務を全て洗い出す
- フレームワークを活用する
- QCDの観点から課題を抽出する
- 他社の事例を参考にする
一つずつ解説します。
業務改善の目的を明確にする
業務改善の目的が曖昧だと、従業員は具体的にどのような業務改善アイデアを出せばいいのかがわからなくなってしまいます。
そのため、まずは業務改善の目的を明確化させることから始めましょう。
現状の業務を全て洗い出す
現状の業務を全て洗い出してみましょう。
フローチャートやリストで可視化することによって、無駄な業務や非効率な作業を把握できます。
その結果、改善ポイントが見えるようになり、必然と業務改善アイデアが浮かんでくるはずです。
フレームワークを活用する
業務改善アイデアを出す上で、フレームワークを活用するのもおすすめです。
おすすめのフレームワークが、「ECRS(イクルス)」です。
ECRSとは、以下の頭文字を取ったフレームワークとなります。
- Eliminate(排除する):不要な作業や工程をなくす
- Combine(結合する):複数の作業や工程をまとめて一つにする
- Rearrange(交換する):作業の順序や方法・担当者などを入れ替える
- Simplity(簡素化する):作業を簡単にして誰でもできるようにする
洗い出した課題をECRSに当てはめてみましょう。
QCDの観点から課題を抽出する
QCDの観点から課題を抽出するのも非常に効果的です。
なお、QCDとは以下の頭文字を取ってできた言葉です。
- Quality(品質)
- Cost(費用)
- Delivery(納期)
上層部と実際の現場で働いている従業員では、それぞれ課題だと感じている部分が異なる傾向にあるため、どちらの意見も聞くようにしましょう。
他社の事例を参考にする
業務改善アイデアが出ないのであれば、他社の事例を参考にしてみるのもおすすめです。
他社の事例を参考にすることで、自社に応用できるヒントが見つかるかもしれません。
業務改善アイデアが出ないなら外部の専門業者に依頼するのもおすすめ
業務改善アイデアがなかなか出ないのであれば、外部の専門業者に依頼するのもおすすめです。
外部の専門業者に依頼することで、専門的かつ客観的な視点を得られるようになり、自社では気付けなかった課題や改善ポイントの発見につながります。
また、外部の専門業者は多様な業界や他社の事例に精通しており、従業員に業務改善アイデアを考えてもらうよりもコストパフォーマンスに優れる場合が多く、効率的に成果が得やすいのもメリットです。
依頼する際には、現状の業務内容をできるだけ細かく棚卸しして、課題や改善したいポイントを整理しておきましょう。
依頼内容を明確にして、優先順位をつけておくことをおすすめします。
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まとめ
本記事では、業務改善アイデアが出ない理由や対処法について解説しました。
業務改善アイデアが出ない理由として、業務改善の目的が明確でなかったり業務や課題を把握できていなかったりすることなどが挙げられます。
業務改善アイデアが出ない場合には、現状の業務を全て洗い出したりフレームワークを積極的に活用したりしてみましょう。
自社で業務改善アイデアを出すのが難しいと判断した場合には、外部の専門業者に依頼するのもおすすめです。
外部の専門業者への依頼を検討する際には、株式会社ニューズベースにお気軽にお問い合わせください。