マネジメント研修で得られる効果とは?メリット解説

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マネジメント研修と聞いてどのような内容を思い浮かべますか?マネジメント研修とは別名「管理職研修」ともいい、マネージャーや部長などの管理職を対象にした「人材管理力」や「マネジメントスキル」を強化するための研修のことです。

現在、日本では、少子化や高齢化の影響で労働力人口の減少が騒がれており、今後も減少問題が続くという予測がされています。そこで重要になってくるのが、スキルの高い労働者「優れた人材」を企業に置くことです。優れた人材の活用が企業の在り方を左右する可能性は高くあります。しかし、若い人材が初めからスキルが高いかというと、そのような人材は稀です。

まずはスキルの高い人材を育成するために、優秀な育てる人材が必要となります。そのためにも、マネージャーや部長などの管理職といった管理者としてのスキルを上げていかなくてはなりません。そういったマネジメントスキルを上げる研修を「マネジメント研修」といいます。

この記事ではマネジメント研修がどのような内容なのか、そしてマネジメント研修のメリット、マネージャーになるために必要とされるスキルを説明していきます。


目次

1.マネジメント研修とは?

2.マネジメント研修の教育内容および様々なマネジメント研修

3.マネジメント研修のメリット

4.まとめ






1. マネジメント研修とは?

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マネジメント研修とは、先述の通り「マネージャーや部長などの管理職を対象にした人材管理スキルを強化するための研修」のことです。この研修は、職場での業務を離れて行われるトレーニングや教育Off-JT(Off The Job Training)いわゆる社外研修として、職務から切り離して実施されていることが多くあります。

近年、管理職やマネージャーに求められる役割と能力はかつてのものと大きく変化しています。現代のような、時勢や労働環境の変化の激しい時代に対応していくためには、これまでのように組織を管理するだけでなく、経営課題を現場レベルに落とし込んでメンバーに共有し、的確に状況を判断しながら運営していくといった、【リーダー】としての能力が求められています。

マネージャーとして役割は以下のような項目が挙げられます。

・コミュニケーション
部下からの報告・連絡・相談を受け止め、情報共有や前向きな議論の中心となる。
・業務目標の達成
職場の業務目標を設定し、達成するためのリーダーシップを発揮する。
・問題解決・業務改善
発生した問題を解決・防止し、潜在的な問題を発見していき、仕事の改善につなげていく。
・人材育成
組織目標を達成するために、部下の能力を開発し、意欲を向上させていく
・職場活性化
働きやすい職場の風土を作り、組織の生産性を向上させていく。
・ビジョン構築
中期・短期の双方の視点から、取り組むべき課題と実現のシナリオを描く。

以上、管理職には上記の役割が求められることになります。
そしてこの中の「人材育成」に焦点を当てた研修が「マネジメント研修」になります。






2. マネジメント研修の教育内容および様々なマネジメント研修

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ここでマネジメント研修の具体的な教育内容を解説していきます。

マネジメント研修は、これから管理職になる人に向けた「新任管理職研修」と今現在管理職である人に向けた「既存管理職研修」の2つに分けられます。

【新任管理職研修】

「新任管理職研修」は、管理職昇格者を対象とした研修で「階層別研修」の一環として位置づけられており、約8割の企業で実施されています。対象者の役職は主に係長、課長です。カリキュラムとしては、以下のようなものがあります

・管理職としての自覚
・業務運営能力の向上
・組織運営能力の向上
・育成能力の向上
・信頼の向上
・イノベーションの向上

【既存管理職研修】

「既存管理職研修」とは、管理職の役割や基本的な心構えについて学ぶのが目的の研修となります。また、マネジメントを実践する上でのポイントの習得などを狙う研修です。

これらの研修を実施する中でも、研修スタイルは様々なものがあります。

・公開型研修(社外研修・セミナー)
公開型研修は、「社外研修」や「セミナー」ともいわれる研修です。研修内容や開催日時、場所、対象者などを公開している研修に、社員に参加させるものです。また、社外において同じ役職・ポジションを持つ人との交流を図ることで、これまでと違った視点で見ることや新しい価値観に触れたり、行動の活発的な変化が生じる、などのメリットがあります。

・集合型研修(社内研修)
集合型研修は、社内において同じような役職や目的を持った人材を集めて実施する研修です。研修は、基本的に社内で研修内容を作成して実施するか、あるいは社外の研修会社の派遣講師などに任せます。実施する側にとっては、研修内容や会場準備などの手間はかかります。しかし、自社の持つ風土や方針に合った研修を行うことができるという大きなメリットもあります。

・個別研修(eラーニングなど)
個別研修とは、先述のような複数人で集まって受講する研修ではなく、個別に受講する研修です。最近ではeラーニングを使用して学ぶことも多くあります。大体は研修会社が用意した動画や教材などを使い、インターネット上で学びます。この研修には対象者の都合の良い時間やタイミングで実施でき、また、不明点や不安な点を繰り返し学べるなどの利点があります。






3.マネジメント研修のメリット

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マネジメント研修を行うメリットは状況において変わります。

【自社でマネジメント研修を行うメリット】

自社で行う場合のメリットとして「自社特有の内容の研修を自由に行える」ことが挙げられます。最も良い方法は、自社で浸透している仕事の進め方や考え方などを、上のマネジメント層が直接教育を行うパターンです。

研修を外部に委託すると、認識のすり合わせや企業理解のために工数や手間が発生します。また、受講者側も自社独自の内容を外部の人間から教わるのは抵抗を感じる場合もあります。自社でマネジメント研修をマネジメントできる人材がいる場合は、自社でのマネジメント研修実施をオススメします。

【委託してマネジメント研修を行うメリット】

外部の会社にマネジメント研修を委託することには2つのメリットがあります。

1つは外部の風を入れることで自社の狭い世界の中での偏った認識や風習に左右されることなく、成功事例をもとに一般的な知識を得ることができることができることが、外部の組織に依頼して行う場合のメリットです

もちろん、一般論に加え各会社固有の企業理念などもありますが、外部に委託しつつも事前に委託会社と内容を擦り合わせを行い、自社オリジナルのマネジメント研修を行えば、よい結果が得ることができます。

もう一つのメリットは、同じ立場の他社の人たちとの出会いによる新しい価値観や刺激を得られることです。またその研修会場で培った人脈などがその後のビジネスで役に立つ可能性も十分にあります。マネジメント研修を全て自社のオリジナルではなく、外部で開催される研修に参加することで、新たな知識と経験を得ることができます。






4.まとめ

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以上、マネジメント研修の目的、内容、メリットなどをまとめました。自社で行う場合と外部委託する場合、どちらのメリットが自社に合うのかをご検討してみてはいかがでしょうか。

マネージャーや管理職は、経営層と一般社員をつなぐ重要なポストです。マネジメント研修で、マネージャーや管理職の人材育成や管理能力を向上させることは、今後の人材育成や企業成長には欠かせません。

「働き方改革」が進む現在、企業の在り方自体が大きく変化しようとしています。そんな時代だからこそ、管理職のさらなるスキルアップのためのマネジメント研修はビジネスにとって必要不可欠なことと言えるでしょう。

<参考>

・「マネジメント研修のおすすめは?リーダーが育つポイントも解説

・「マネジメント研修」

・「マネジメント研修・管理職研修とは」

・SFAの導入事例一覧 

・『日本の人事部』が厳選した「新任管理職研修」サービス13選

・「管理職研修(部長、課長、新任管理職向け実践および基礎研修)」

・「改めて考える研修とは?」