部下・社員のマネジメントは先達者から学ぼう!これであなたもデキる上司に変身!

ビジネスサプリ

現代社会においては、一人のマンパワーを組織で拡大させることで、ビジネスで売上を上げる企業も多くあります。上司として、日々「部下のマネジメント」について悩み、苦労することも多いのではないでしょうか。
本記事では、マネジメントの父と呼ばれるP.F.ドラッカーをはじめ、日本で活躍するビジネスマンがマネジメントをどう考え、実践しているのかを調査しました。
部下のマネジメントに困っているビジネスマンの明日からの仕事に役立つ情報を発信します。

目次

1.部下のマネジメント課題


2.変化するマネジメント環境


3.部下をマネジメントするとは


4.成功しているビジネスマンはどうマネジメントしているのか


5.まとめ







1. 部下のマネジメント課題

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「部下が仕事を覚えようとせず、やる気がみられない」、「部下のメンタルな面が弱く、強く怒ることができない」「ハラスメントに関する風当たりが強くなったため、女性社員への対応に気遣うことが増えた」など、部下を持つ管理職には悩みが絶えません。
昔であれば、一緒に残業をして帰りに一杯酒を酌み交わす中で部下とコミュニケーションを深める、という方法もありました。しかし今は個人尊重の時代、上司より先に「お先です」と帰宅する若者や部署での飲み会にも行きたがらない社員も増えているという話も聞きます。組織の一員として部下をマネジメントすることが難しくなっているのかもしれません。






2. 変化するマネジメント環境

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現在は働く環境もさまざまな形を取り始めており、介護や育児など家庭の事情により働く時間や職種を制約した働き方もあります。また外国人労働者も増えており働き方改革が叫ばれる一方で、増加した非正規社員への待遇格差の是正はなかなか進んでいない状況です。
管理職者の視点でみると、こうした多様な働き方に加え、ハラスメントや職場でのメンタルヘルスケアに気を配らなくてはなりません。社外を仕事の場にするテレワークが行われている企業もあり、マネジメント環境は大きく変化しています。






3. 部下をマネジメントするとは

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ドラッカーの書籍を読んだことがない方でも「もしドラ」という本の名前は聞いたことがあるかもしれません。2009年のべストセラー「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の主人公が読んでいた本が、ドラッカーの【エッセンシャル版】マネジメント〜基本と原則〜という経営者向けのマネジメント本でした。
「マネジメント」とは、本の作者であり、マネジメントの父と称されるP.F.ドラッカーが提唱した言葉で「経営管理」という意味で訳されます。ドラッカーは著書の中で、「企業組織は、社会に対しては社会貢献の役割が、個人に対しては自己実現の場である」と言っています。その組織を機能させるための方法がマネジメントであり、マネジメントの役割として以下の3つを挙げています。(※1)


1) 自らの組織に特有の使命を果たすこと。


組織の特有の使命=組織の本業に取り組み、組織が求める役割を果たすことを意味しています。


2) 仕事を通じて働く人を生かすこと。

働く人に仕事を与えるだけでなく、個人が成長する機会をマネジメントを通じて与えるべきであることを意味しています。


3) 自らの組織が社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題の解決に貢献すること


組織と社会との関係を示しています。与える影響を自覚し、社会貢献をするということです。

ビジネスで成功している経営者の多くは彼から学びを得ています。もしドラがべストセラーになったのも、ドラッカーの考えは時代が変わっても変化しないものであることを証明しているのかもしれません。彼の考え方はマネジメントの本質であり、その考えを学び取り込むことはとても重要ではないでしょうか。






4. 成功しているビジネスマンはどうマネジメントしているのか

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実際、成功しているビジネスマンの部下の育成や指導をどのようにしているのでしょうか。また、部下のやる気やモチベーションのコントロールするマネジメントには秘訣があるのでしょうか。
ブログやサイトで発信している内容からひも解きます。

株式会社ベーシック 代表取締役 秋山 勝氏は、2017年のブログでこう語っています。

「理想を持たないリーダーから非凡な結果は生まれない。」
「理想に向かうエネルギーを持てている人はおそらく周囲を巻き込み、何としてもその達成に向けて問題解決しながら動いているはずだ。」
部下をマネジメントする際に、トップが理想を持つことの大切さを、そして理想を追求するエネルギーは周囲に良い影響を与えることについて説いています。

力まず、恐れず、スピーディーに ベーシック社長ブログ(http://forward.basicinc.jp/entry/2017/04/03/155341)

株式会社メルカリ 代表取締役会長兼CEO、山田新太郎氏のブログSUADO BLOBではインテル元社長のアンドリュー・S・グローブ氏の著書からいくつか部下と接する際に大切なことを紹介しています。

「ワン・オン・ワンのミーティングはマネージャーと社員のコミュニケーションの基本であるだけでなく、マネージャーが入手しうる組織の知識のソースとしておそらく最良のものだ。」
上司と部下のワン・オン・ワン、つまり1対1でのミーティングでは組織の生の情報を得る良い機会だということですね。
「目標や望ましいアプローチを伝えることが権限委譲の成功のカギ」
仕事ができる上司は、往々にして自分で処理することも多く、結果として組織内の権限委譲が進まないこともあります。上司が目標や具体的な方法を部下に指示することで、業務や権限の委譲が進むだけでなく、部下のモチベーションもアップします。

株式会社アトラエ代表取締役 新居佳英氏のブログでは2018年1月17日エントリー「マネジメントという役割の変化」内で、IT系企業の製造業への台頭に触れ、企業の形も激しく変わりつつあることを述べ、マネジメントについて言及しています。
「メンバーの力を最大限活かすようなサポートをすること」これが新居氏の答えです。まずは全メンバーの意志や想いや価値観、さらには強みや弱みを知り、企業のベクトルと一致させるべく、戦略や戦術、またはビジョンやマイルストーンを考え抜くこと、と結論付けています。
以前日本でよく見られた、熟練した技術や仕事を覚えている先輩が後輩の仕事を指導するといった形とはまったくちがった部下のマネジメント方法ですね。

麻布十番で働くCEOのBlog
(http://atraeblog.com/archives/51983558.html)






5.まとめ

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部下との関係やマネジメントに悩む方は多いと思いますが、現代では働き方も多様化しており、ハラスメントやメンタルヘルスの問題など対応を迫られる事案も増え、部下とのコミュニケーションは更に難しくなっています。
一見、昔の管理手法が全く通じなくなっている状況に見えますが、ドラッカーなど基本的な考え方は現代でも十分に通用します。企業のトップや上司が理想を抱き、部下たちと向き合うことが大切です。メンバーの力を最大限に生かすことのできるサポートを行うことがこれからの管理職に求められることかもしれません。

参考文献

※1 引用:「マネジメント/ドラッカー」ダイヤモンド社
https://www.diamond.co.jp/book/9784478410233.html