1on1ミーティングをより効果的にするために部下が準備すべき事

ビジネスサプリ

本記事はビジネストレンドやビジネスハックについて会話型で解説を行うフィクション記事です。実在の人物や団体とは関係ありません。

八代さん
日本舞踊とゾンビ映画が好きなOL 上司に丁寧な物腰で失礼な事を言うのが得意。
趣味に没頭しており、世の中のトレンドに疎い。悪気はない。

部長
会社で割とエライ人 八代さんに失礼な事を言われる事に困惑している。
役職柄社員の働き方が気になっている。最近のトレンドや日本だけでなく海外の事情にも詳しい


「はああああ…」

「どうしたの八代さん?」

「将来のことが不安で、仕事が手に付かないんです。」

「どうせ、今日の晩ごはん何食べよう、とかそういうヤツでしょ?」

「違いますよ!ひどいです部長…もっと切実な悩みです。」

「(あれ?マジな悩みだったかな?)すまなかった。会議室で話そうか?」

「いいですよ、もう!来月の有休申請さえ承認して頂ければ!」

「…将来の不安って、もしかしてそれ?」

「今年の年末休暇は飛び石だったのでうまく有休とれたら、長期休暇になりそうなんです!」

「なんだ。将来の悩みって仕事の話かと思ったよ。」

「私は、これまで仕事で悩んだことは一度もございません!」

「いや、たまには悩みなさい。ああ、そうだ。この前のミーティングの続きの話だけどさ。」

1on1ミーティングの件ですか?」

「そうそう。アジェンダ、議題を君に決めてもらいたいんだけど…。」

「それなら、私の有休休暇についてではどうですか?」

「却下します。」

「えー!?」

「えー!?じゃないよ。1on1ミーティングの目的を改めて言いたい。僕は上司として君がこの職場で最高のアウトプットを出してもらうために、この取り組みをやっているんだよ。」

「だから、前回のミーティングでは“お昼寝部屋”が欲しいという議題をあげたじゃないですか?」

「それ議題になってないから!君が会社で寝たいってだけの話だったよね?違うんだよ。私の求めているものは!」

「もう、部長はワガママですねえ!」

「く、…2、3、5、7、11。」

「どうしたんですか?部長?」

「お、落ち着け、素数を数えて落ち着くんだ。」

「よくわからないですが、お茶のみますか?」

「ふー…お茶をありがとう。アンガーマネジメントだよ。私は爆発しそうになったら素数を数えるようにしたんだ。落ち着いたよ。私はね、八代さん。君が良い仕事をするための助けをしたいと思ってるんだ。君の為にが出来ることはないかと言う事を知りたい。」

「私のためにだなんて…恐縮です!部長!でも、議題を考えるにも何をテーマにすれば良いかも、さっぱり分からないんです…。」

「なるほどなあ。分かった。私が丸投げしすぎたようだね。1on1ミーティングを始めた場合に『部下の方の準備』が足らないことが問題になる場合が多いらしいんだけど。上司がある程度、型というか、テーマを決めて、それに沿って議題を考えてきてもらった方が良いね。」

「何をテーマに議題を決めたら良いでしょうか?」

「そうだねえ。例えば、今年取り組んだプロジェクトで、やり甲斐を感じたとか、成長できたとか、単純に楽しかったものはない?」

「えーと、夏頃にやらせて頂いた販促キャンペーンは楽しかったです。」

「そうそう、そういうテーマが欲しいんだよ。夏の販促キャンペーンの振り返りを今度のミーティングで話してみよう。その件で成長したポイントを八代さんなりに考察してきて欲しい。テーマは今みたいなポジティブなモノでもいいし、逆にネガティブなモノでもいいよ。今の職場での不満とか。」

「不満?私は今の職場で不満なんかありませんよ?」

「まあ、君も直属の上司を目の前にして、会社の不満は言いづらいかもしれないが。僕はもう普段から、君からストレートな感情をぶつけられているから気にしなくていいよ。ネガティブな意見は改善点だと思って構えているから。」

「ふふふ。ありがとうございます。でも、私はこの部署が好きですし、いきなり不満を言えとおっしゃられても出てこないです。」

「そうか、君が気にしているとは思わないが。ネガティブな意見を言ってもらったところで、君の今後のキャリアに影響があるとは思わなくていいからね。」

「しいて言うなら、週末に前髪を短くしたのに部長に気づいてもらえないのは、ヒドいなと少し思いました。」

「そういうのはいいです。前髪を短くしたとかより、自分自身をどう伸ばしていきたいかを教えて欲しいんだよ。さっき言ってた広報とマーケティング部が一緒にやったキャンペーンに、やり甲斐を感じたなら広報系の仕事をもっとしていきたいとかさ。」

「部長に認められるような仕事をしたいと思っております。」

「あ、そう?…ありがとう。だけど、もうちょっと君個人に焦点をあてて考えてみてくれない?個人的に不安になっていることとかでもいい。」

「個人的な不安ですか?」

「例えば、君は今年度から総務から転属してうちのマーケティング部に来たんだから、部署による文化の違いを感じたりしてないかい?それに、チーム内でなにか小さな軋轢や混乱が起こったらすぐに私に言っていいんだよ。」

「うーん、特にコレと言ってないかもしれません…。」

「まあ、色々と考えてきてよ。いま言った内容をまとめて議題を考えてきてね。今年で刺激を受けた案件と成長したところ。仕事をする上で不安に感じるところ。今後成長していきたい分野。チームや部署内で問題がないか。この中から3つチョイスして議題にしてくれ。」

「わかりました!」

「その議題に対して、君なりの考えや改善策なども考えてきてくれたら嬉しいな。管理職からの視点だけど1on1ミーティングについてすごく良い記事を見つけたから共有するよ。暇な時に読んでみてくれ。」

「はい!バッチリです!ただ今回も部長は8割以上を一方的に喋っておらましたので、1on1ミーティングのルールに反しますので次回に改善できると良いですね。」

「・・・・・・・。」

参考文献

怒りをコントロールしよう!簡単にできるアンガーマネジメントとは?
(日報の活用術)

How to Prepare for a One-on-One Meeting as an Employee
(know your company

効果的な 1 on 1 ミーティングのためにマネージャができること(Medium)