新卒の離職率が高い職場の4つの共通点

社内コミュニケーション

大学新卒の3割が、入社して3年以内に会社を辞めるといわれる昨今。離職率の高い職場には4つの共通点があるといわれています。社員のモチベーションを下げて、辞めさせる要因は何なのか、具体的に見ていきましょう。

離職率が高い職場とは?

離職率が高い職場には、どのような特徴があるのでしょうか。
長時間労働や低賃金、大量採用のいわゆるブラック企業。当然ながら、継続した勤務が厳しいために離職率が高くなります。このような企業は、大量の離職者が出ることを見越して大量採用しているところもあり、離職率の高さはある意味では織り込み済みといえます。
特に、教育・研修が少なく、入社してすぐに売り上げやノルマの達成が求められる業種では離職率が高い傾向にあるようです。

離職率をあげる4つの要因

離職率の高さが問題になるのは、社員がキャリアアップのために転職や独立するような場合ではなく、職場に問題があって辞めてしまう場合です。新入社員のモチベーションを下げ、離職にいたらせる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

1. そもそも労働条件が悪い

いわゆるブラック企業といわれる会社は、労働時間が長く、休みが少ないのに給料が低い点が特徴です。残業代も支払われないといったように、目に見えて労働条件が過酷な場合には、社員のモチベーションは下がり、このまま続けていては危険だと考えるようになります。

2. 社員が使い捨てになっている

厳しいノルマを課している会社も、新入社員の離職率が高くなっています。ノルマが達成できれば高い給料がもらえるということを売りにして大規模な採用を行う一方で、ノルマが達成できなかった場合はほとんど給料がなかったり、なかには罰金を科したりするケースもあるそうです。

このような会社は、社員の頭数を確保さえしておけば売り上げが成り立つと考えているので、社員を大量に採用するものの、その多くが辞めていきます。悪く言えば社員を使い捨てにしている状況といえます。そのような状況を社内で目の当たりにすると、ノルマを達成できない新入社員のモチベーションは一気に下がってしまうでしょう。

3. 職場の人間関係に不満を抱えている

前途の通り、労働時間が長いうえに給料が低いなどの労働条件に問題がある会社や、社員が大量に入社してその多くが辞めていくような会社は、離職率が高い理由も明確です。ただし、ここまではっきりと原因が分かるケースはごくわずかでしょう。

それよりも問題になるのは、人間関係が原因で辞めるケースです。部署内がギクシャクしていたり、指揮命令系統が複雑で組織が統一されていなかったりする場合がこれにあたります。このような状況では、職場に問題があるということはなかなか表に出てきません。だれにも相談できない新卒社員は、「労働条件には不満がないけれども、もう耐えられない……」といった状態に陥り、辞めていくのです。

4. 社内に尊敬できる人がいない

人間関係に不満がある場合とも共通しますが、社内に尊敬できる人がいないと、新入社員のモチベーションは下がりがちになります。出世するために上司に媚びへつらったり、部下の成果を横取りしたり、自分の失敗を部下になすりつけたりする社員を目の当たりにするような会社では、自分の将来性が見えなくなるでしょう。
「この人のようになりたい!」と尊敬できる人がいる職場で働くと、その人を目標として努力する意識が芽生えたり、尊敬する人に本音で相談できたりするため、モチベーションの維持につながる場合が多いです。

いわゆるブラック企業ではないのに離職率の高い職場は、上司をはじめとした人間関係に問題があって新入社員のモチベーションが下がってしまっている場合が多いようです。離職率を下げるためには、労働条件の改善だけではなく、リーダーの育成方法が大きなポイントとなります。
現場の陥っている状況を正確に把握し、改善していけるような中核メンバーを適材適所に配置できるようになると、新入社員もよりどころとなる存在ができ、安心して働けるのではないでしょうか。