チームのやる気が大幅アップ!プロジェクトの成功を握る“キックオフイベント”のススメ

イベントノウハウ

年度や半期、四半期の初め、大型プロジェクトの立ち上げ時などに行われるキックオフイベント。やる会社、やらない会社が大きく分かれるイベントかもしれませんが、実は、このキックオフイベントには、さまざまな効果があるといわれています。今回は、キックオフイベントを開催するメリットと、実施のポイントを紹介します。

キックオフイベントを実施する2つのメリット

キックオフイベントは、大きく2つのメリットがあるといわれています。

1.ビジョンの共有でチームメンバーの一体感を高める

キックオフイベントを行う大きな目的の一つとして、「ビジョンの共有」があげられます。例えば、新年度のキックオフイベント(全社総会)の場合、ほとんどの会社が理念や目標、戦略などを発表します。これは経営層と普段、なかなか意思疎通が図れないメンバーを同じ方向に向かせる意図があります。

また、新規プロジェクトのキックオフイベントでは、そのプロジェクトの方向性を明示するとともに、不明瞭な部分やリスクについて詳細な情報を公開するパターンが多くあります。プロジェクトの全体像を見せることで、認識を統一し、足並みを揃える狙いがあるためです。

このように、キックオフイベントではビジョンを明確に示し、適切な情報を開示することで、チームメンバーの一体感を高める効果が期待されています。

2.社員の親睦を深め、チームワークを高める

キックオフイベントは、全社員またはプロジェクトチームのメンバーが一堂に会する場。この機会を利用して、社員同士の親睦を深められることもメリットのひとつです。社員同士気心が知れていれば、コミュニケーションが活発になり、仕事の質の向上にもつながります。特に部署をまたぐようなプロジェクトの場合は、よりその効果が期待されるでしょう。

キックオフイベント開催のポイント

実際、キックオフイベントを開催するときは、次の2つのポイントに注意をしましょう。

目的をはっきりさせる

キックオフイベントを開催するには、準備に相当な時間や労力、お金がかかります。大がかりなものでは全社員を集めることになりますが、コストがかかるだけに価値のあるものにしたいですよね。しかし実際には、膨大な資料を説明するだけで終わってしまいがちです。また、話が長すぎたり難しすぎたりして社員が飽きてしまうというのもよくある話。この場でメンバーにどういうことを伝えたいのか、目的をはっきりさせることが大切です。プロジェクトの立ち上げ時にも単にプロジェクトの説明にとどまることなく、目的をしっかり持って開催するようにしましょう。

メンバー同士の親睦を深める企画を行う

キックオフイベントは、社員同士のコミュニケーションを活発にする場でもあります。全社総会の場合は、せっかく全社員が一堂に会しているわけですから、この場を活用しない手はありません。例えば、現状の会社の施策について部門横断的にディスカッションさせてみれば、組織内で横のつながりが生まれ、さまざまな視点から問題を見る目を養うことができるでしょう。また、アイスブレイクとして、チーム対抗戦でペーパータワーを作ったり、絵でしりとりしたりといったゲームを取り入れるのもおすすめです。

会社によってやり方いろいろ

キックオフイベントは、会社の色がとてもよく出るイベントです。例えば、システム開発を行う株式会社テクノトップでは、年度始めに毎年“キックオフ”を実施しています。社長からの事業実績・計画報告や新入社員のあいさつのほか、豪華賞品が当たるビンゴ大会や社員旅行先を決めるルーレットといったユニークな企画も。イベントを通して、社員同士のコミュニケーションを図っています。

また、ファション通販サイトを運営する株式会社スタートトゥデイでは、年末の社員総会を“スタートトゥデイキャンプ”として、毎年ユニークな企画を立てています。ある年は、「ごはんに合うおかず」をお題として各部署が全国からおかずを取り寄せて競ったり、別の年では、ボイストレーナーを招いて練習を重ねて全社員で本格的な合唱をしたりするといったことも。工夫次第でいろいろなことにチャレンジできるキックオフイベント。他社の事例もぜひ参考にしてみましょう。

キックオフイベントは、会社としての方向性を確認するとともに、社員同士の親睦を深めたりモチベーションを高めたりするよい機会となります。資料を読み上げるだけの味気ないものにしてしまっては、もったいない! 明確な目標を掲げ、社員の主体性を促すような演出やイベントを行いましょう。社員やメンバーの結束が高まり、業績アップが期待できるかもしれません。

参考: